【自律神経が整う!脱力トレーニング90日で過緊張状態から脱出する非常識な成功法則 まえがき】
まえがき
本書を手にとっていただきありがとうございます。
本書は、私にとって9冊目の書籍となる。
【脱力先にありき。力を出したかったら脱力しなさい。】
・現代人が不調の理由は緊張にある
私は、脱力専門のパーソナルトレーナーとして活動している。
その中でも、姿勢改善・呼吸改善・思考の改善といった目に見えるところから、目に見えない(脳)ところまで「一体どうすればいいのでしょうか?」という相談を持ちかけられる。
私自身が、ある種特殊な、世界初の心療内科精神科トレーナーとして活動していることもあるだろうが、このような相談は患者様だけではなく、一般のクライアントからも相談される。
つまり、それ程までに「疲れ」が抜けきれない状況にきているということなんだろう。
そこで姿勢改善・呼吸改善・思考の改善に目を向けてみると、確実な接点が浮かび上がってくる。
それが「過度な緊張」である。
・リラックスが上手くない人が99%
現代人は緊張が強い。というより緊張を強いられる場面が多すぎるし、その時間も長すぎる。
ひと昔前なら、携帯電話も今ほど普及していなかったので、これほどまでに神経を張る、緊張をする機会もなかっただろう。
しかし、現代は違う。
ある意味では逃げ場を失うほどに、「何かしらの緊張」という負荷が体に加えられる。
厄介なことは、緊張をしている状態が当たり前になっているので、緊張を意識しなくなっていることにある。
しかし、そんな時でもあなたの無意識は、自然に作動して体を緊張させてしまう。
先ほども述べたが、携帯電話が普及してからというもの私たちは逃げ場を失った。
「いつも携帯電話が気になってしまう。」
「携帯依存かも。・・・」
と、思われている方も少なくはないはずである。
そのような状態が続いてしまうと、知らない間に「緊張が抜けきらない」体になっていってしまう。
つまり、家に帰ってきてもリラックスや、脱力ができない体になるというわけである。
・どうやって脱力するのか
一般的に、脱力する方法は2つあると言われている。
1.眠ること
2.お風呂につかること
この2つの方法が、科学的根拠からいっても、1番の脱力時間とされている。
ようはこのタイミングでしっかりと脱力できていれば、疲れがとれるのである。
脱力=疲れがとれる
脱力=疲れない
と、いうことである。
しかし、あまりにも緊張が強い体になってくると、一般的には脱力するとされる、この2つを実行しても「疲れがとれきれない」方が明らかに存在する。
だから日本人は緊張による慢性疲労だらけ。
そういう方に私は言いたい。
「脱力することができる、筋トレをしなさい」と。
・脱力するには筋トレしかない
私はパーソナルトレーナーとして、マンツーマンで500人以上の身体をみてきた。
クライアントの中でも、
「整体に通ってはいるけど・・・」
「ヨガにいってますが・・・」
「針灸に通ってますが・・・」
という、方々が数多くいた。
オリジナルの脱力筋トレ【エリムガーデンメソッド】を体験するまでは疑心暗鬼みたいだったが、回を重ねるごとに結果が出てくるので、驚きを隠せない方がそれこそたくさん出た。
それほどまで既存のやり方とはアプローチが違うということだ。
《結果が出る理由について》
整体・・・主に手技、電気による外部からの圧力で治療するため狙いたい筋肉の深部にまでは届かない。表層部分だけはほぐれるので一時的に改善される。
ヨガ・・・筋肉にもともとはない機能、主にスタティック(静的)ストレッチをする。筋肉は脱力か緊張しかないが、ストレッチに重きを置いているため伸ばす時に緊張してしまうと余計に悪くなったりする。だから、体が硬い人には向いてない。伸びきらないから。副交感神経優位にするにはいい。
針灸・・・両方とも中国から伝来した治療法。外部からの刺激+針は内部にまで直接働きかける。あくまでも東洋の治療法。どちらとも芯からほぐれてよくなるというより一時的によくなる治療法となる。
脱力トレーニング・・・日本唯一!体の芯からほぐれる脱力筋トレを提唱。自然と自律神経系が整うため姿勢改善・呼吸改善・思考の改善・緩やかに身体が変わる。などが見られる。
と、いうことで本書では脱力トレーニングについて書いていく。
ゆっくりとマイペースについてきてくれたら嬉しい。
それでは、また、あとがきでお会いしましょう。
比嘉 洋貴